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2月28日(水)

一色さんと「彼女が死んじゃった。」ネーム作り。
最終回近くなってきて、筆が進んでしょうがない一色さんと、余計に絵で悩むあたし の 脳内バトル!っつーか、あせるあたし。
「先にイッちゃ、いやーん」

2月23日(金)

毎週金曜日は歯医者さんの日。
電車にのって学芸大学まで通っています。ひとりひとりのスペースが個室のように 区切られ、環境ビデオも流れており、見た目がまずおしゃれな歯医者さん。
そして神経が腐っていたあたしの奥歯の治療を終えた歯医者さんは、レントゲンを撮っ て見せ「これはどの歯医者に行ってもいばれるくらい完璧に治療しています!」と 胸を張る。顎関節を治すためのインフォームドコンセントでは「この仕事は自分も 覚悟を決めてかからないと受けれない」と決意表明をしてくれる(それだけあたしの 歯はボロボロなのだけれど)。この職人気質っぷりが大いに気に入った我が家ではつ いに旦那も通うと言い出したほど。
うんうん。職人気質が大好きな我々夫婦。マンガ家としてもアートより先にこれくら い立派な職人さんになりたいと、毎週口を開けて治療を受けつつ思うあたしでありま した。

2月21日(水)

「彼女が死んじゃった。」毎週恒例ハイテンションネーム作業です!
一日二本のネームを毎週やってわかったこと。それは、どんなに急いでも、トイレを 二回に一度がまんしても息をするのを忘れてももちろんストーリーを一色さんにおま かせしていたとしてさえ、ぶっとおしで描き続けて1話あげるのに6時間はかかる、 ということ。 ふむふむ。オリンピック選手が自分の限界に挑戦する練習量をこなしてはじめて、 平均ラップタイムが出せる、というのに近いのではないでしょうか。誰も金メダルを くれたりはしないが。いやその前に描くスピードだけをこのままあげてもしょうがな いんだが。

2月19日(月)

担当Mさんとネームの打ち合わせをした時の会話。
Mさん「この後U先生(大御所)のところにいくんです」
おかざき「大変ですねえ、こんなに遅く」
「時計代わりみたいなもんです。本当にやばい〆切り2日前に行くんです。それで そこからネームしてもらって」
「え?!」
「で、あげてもらう。」
「ちょ、ちょっとまってください。それからネームですか?」
「そうですよ」
「ネームから仕上げまで2日間ですか!」
「そう。だいたい行ってから次の日の夜までにネームをあげてもらって」
「がーん」
「それから27時間で絵を仕上げる」
「ごぉーん」
「そんなもんですよ。週間連載で絵に3日間かかってたらアウトです。」
「うあああああん。」
あたし一生、週間連載はムリです。。。

2月17日(土)



 「彼女が死んじゃった。」取材のため「光学研究所」に一色さんたちとおじゃましま した。すごい、ナゾの空間。光学研究所おそるべし。
そして食事をした後、「トップレス外人バー」にくりだした我々。
ステージで次々と披露される色っぽいダンス。あたしともうひとりの女の子は、ダンサーのおっぱいに釘付け。人工物も入り交じっていたのだもの。
その間気になっていたもうひとつの出来事、それは時折お店の二階にあがっていく人の存在。15分ほどで降りてるのだけれど。テーブルについてくれた陽気なオーストラリア人に「What's on upstairs?」ときいたら「We do PRIVATE DANCE!」の答えが。プライベートダンス?「Come on I show you ♪」の言葉に興味が勝ったあたしと一色さんは、なんと二階の色っぽい空間で並んで座って「プライベートダンス」をうけたのでした・・・。「なんでおかざきと並んで」とあきれ顔の一色さんと、こんな大きいおっぱいはじめて♪とはしゃぐあたし。きっと頭の上には矢印が出ていて「ここがヘンだよ日本人」の文字がのっていたことでしょう。
ナゾの空間にナゾの日本人になってしまった、奇妙な一日でした。

2月14日(水)

一色さんとのハイテンション打ち合わせ、でーす!
あたしがガリガリネームを描いている間、一色さんは先行して先の話のプロットと脚本を書いておられます。「ああ、寂しくなってきたなあ」をくり返されるのでプロットを読ませてもらったら、最終回に向けて話がカーブするところに差しかかっており。ああ。あたしも寂しくなってきちゃいましたよ。たまっているネームを読み返してみても、「彼女が死んじゃった。」相当面白いです。早くみなさんにお見せし、たーい。
でも連載再会時期はまだかくていしておりま、せーん!
確定してはいませんが、あたしと一色さんとで真夜中ずっと寂しがっておりました。ふふふ。

2月12日(月)

マンガのお手伝いでもお馴染み、ヨナのおうちにお鍋をしに集まりました。ヨナの家 は広く、そしてそこにぎっしりとマンガがいっぱいつまっている、「お菓子の家・マ ンガバージョン」のような体をなしています。tinpoくんは「クトゥルー神話」の解 説書を見つけてフンフン読んでおりましたぞなもし。そのあと「ガラスの仮面」全巻 にいどんでいました。あたしは・・・「マンガを描かなくちゃ」と持っていったはい いが、以前から読んでみたいと思っていた「無限の住人」全巻の前に敗北。無心にマ ンガに熱中する我々夫婦を見てヨナは「どうしてうちにくるとみんなマッタリしちゃ うのかしら」と言っていたが、こんな「お菓子の家」みたいなところに住んでてそれ は愚問だなもし。

2月11日(日)


 買った家具が届きました。タンス4つ。
しかーし!4つ用意してもまだまだ片付かな いくらい、家の荷物は多いのだった・・・。しかも部屋に入れてみたら「なんかちが う」、部屋の中でクルクルパズルのように配置替えをしましたとさ。結果行き場をな くしたG4cubeのディスプレィは床に、そしてタブレットとキーボードが低い和ダンス の上に行き、床に正座して作業することになりましたよ。これはこれで使い良くって 気に入っているのでしゅが。

2月7日(水)

バリバリやってまーす!
一色伸幸さんとの打ち合わせ&ネーム作り。以前一色さんが作ってくださった画像の言葉にあります通り、「彼女が死んじゃった。」残りのネームを300枚ほど先行して一気に仕上げるプロジェクト、只今進行中なのです。ふああああ。話は佳境に入ってきてカナリ面白いぜ!早く全国のみなさんにお見せしたーい!
しかし、お見せするには出来上がったネームにしたがって300枚一気に描くのですね。ひょろろーん。体がもつのでしょうか?こういうやり方やったことないので、よくわからんです。いやこういうやり方しているマンガ家さん、他にいないのではないでしょか?
他にいないんじゃないのかといえば、一回につきネームを2本、描いているのですよ。一日でネーム2本です。これもなかなか挑戦しがいのある量でしょう。いやもともとあたしネーム作るの猛烈遅いんですよ。それが一色さんのテンションに引っ張られて、こう・・・自分の中のギネスに挑戦!ってことを毎回。最近のあたしは「濃い」ぜ!

2月6日(火)

かなり遅めだが「退社祝い」をしていただいた。集まった部署の人たちの中には、早くも新しく配属された人が何人もいた。あたしは会社が大好きだったので、「がんばってくれよ」とココロの中でつぶやいた。「がんばってくれよ」偉そうな言葉だが口に出さなければいいじゃないか。それにあたしはその言葉を思う資格があると思った。だってあたしは会社が大好きだったのだから。

2月5日(月)

届いた会社報をあけたら、知ってる人、二人の死亡記事が並んでいた。二人ともまだ若かった。「えっ?!」と声をあげた。そういえば年末に聞いた気がもするのだけれど、あまりに若い人だったのでアタマの中で「その人のお父さんが亡くなった」に勝手に書き換えていたのだった。しかも年の近い人二人同時、というのは何のカミサマのいたずらだろう。2人とも仕事で徹夜した仲だ。CMボツにしてクライアントに頭下げに行ったこともある。飲んだくれたりもした。ときどき携帯にかかってきていた「どーしてる?」の声はもうどこにもない。お二人の御冥福を祈った。それからあたしより二人に近かった人たちが、ゆっくりでもいいので着実に、ココロの傷を癒せますように。

1月30日(火)

一色さんが撮った写真で作ってくださいました、ネーム作業の現場です。あたし、ヘ ロヘロですね。

タイトル・・・「新婚と編集と小学生」


1月31日(水)

出来上がったネームを見せに、担当Mさんと打ち合わせ。
そのあとニューハーフのお店に繰り出しました。新宿の「マダム・パパ」。今までノー パンクラブとかランジェリーパブとかには行ったことがあったのですが、ニューハー フのお店に行くのは初めてで、とてもとても楽しかった。
彼女(?)たちは想像よりもずっときれいで、肌もきめ細かくて、そして何より商売 人としての技とサービス精神にあふれています。「お酒何で割る〜?マンコ汁?」が 開口一番。「みなさんきれいですねぇ」とため息漏らせば「あったりまえよー!お金 かかってるもん♪」と即答。ショータイムの踊りは幻想的と言うか別世界というか、 ため息が出るほど。
マンガ家です、と紹介されたあたしはとたんに「キャア♪似顔絵描いて〜!」と取り 囲まれ、ひたすらコースターの裏にみんなの顔を描いていました。でもね、うまく描 けないの。なぜならみんなの方がよっぽどマンガの中に出てくるキャラクターの様に カンペキに作られているから。絵の方が負けてしまうのだ。プロとして密かにショッ ク。「もっと絵がうまくなりたい!」と思いました。いやマジで。
描きあがった絵を見て「キャア♪似てる〜!」「なによォ、あんたもっとブスじゃな 〜い!」とはしゃぐ彼女(?)たち。マネージャーも寄ってきて「マンガ家さん?も うけてるの?じゃあこれ、あげる」とスペシャル名刺をくださった。となりに座って いたtinpoくんには「あなたはお金持ってなさそうだから、あ・げ・な〜い」という 言葉。
そう、ここはとてもマンガの中のような空間だったのだ。マンガの方も負 けちゃいられない。

1月30日(火)

一色伸幸さんとの打ち合わせ。久しぶりのネーム作り。
久しぶりだったので、前日は興奮して眠れませんでした。ネームを描いている時もい つもより緊張したなあ。でも久しぶりでとても気持ちよかった。
延々夜中の2時まで続いた作業、その間、お客さまとして「なべやかん」さんがお見 えになりました。マンガのネーム作りと言う作業の見学、楽しんでいただけましたで しょうか?あたしはなりふりかまわず、あぐらかいたり口開けたままひたすらガリガ リ鉛筆進ませているだけなので、おもてなしとしてはえらく地味なものになってしま いましたが。脳みそ開けるとテンションだけは猛烈に高かったんですよ。

1月28日(日)

ぎゅうちゃんに美味しい焼肉をおごっていただく。ぎゅうちゃんは新大久保という焼 肉のメッカに住んでいるが、納得の行く焼肉屋がなく、町屋のその焼肉屋まで車を飛 ばしてくるのだそうだ。口の中に入れると、溶ける焼肉。住宅街の中の一軒家。屈託 のないおばあちゃんが店を切り盛りしている。

1月27日(土)

雪だ!雪ですね!・・・え?東京だけだったの?

1月26日(金)

「クッキー」のネーム打ち合わせ。
ネームの進め方って担当さんによって違っていて面白いです。
●自分でもぎりぎりまで悩んでいた部分、そこをずばり突いてくる。「あ〜、そこ悩 んでたんですよー」と他に考えていたアイデアを出して、直していく。
●とにかく、ほめる!ほめる!ほめる!。すごく漠然とした部分から細かいところま で、ほめまくる。ほめられた部分をもっと生かす方向で、打ち合わせの後一人でこっ そり修正したりする。
●あたしの中にはなかったアイデアをひとつ、ボンッ!と与えてくれる。それをうま く作品の中に入れ込むことができれば、お話が引き締まるから不思議。
・・・どれがどの雑誌(作品)の担当さんでしょう?
やっぱり、一緒に作る担当さんによって、出来上がる作品のトーンが微妙に変わる気 がしています。それはとてもよい意味で。 

1月25日(木)

今年はじめての一色伸幸さんとの打ち合わせ。というより新年のごあいさつ。
いろいろなことが、そろそろはじまります。
あけましておめでとうおめでとう、今年はどうなるんでしょう。

1月22日(月)

今週あたりから、忙しくなるんだよなあ。と思っていたら、いきなり怒濤の日々が!
CMの仕事を手伝いに、「久しぶりー?と会社に行ったらそのまま18時間会議室に閉 じこもりっぱなし。明け方5時くらいまで両隣りの会議室で打ち合わせしてるは、プ ロデューサーが「先週は月曜日に出社して家に帰ったのが土曜日ですよ」と話してい るは。いやあたしも以前は、そのまま寝ないで7時の新幹線にのってプレゼンに行っ てたんだよなあ、と思うとえらく遠いところに来てしまったような。
ネームと予告カットも仕上げないとね。そろそろ「彼女が死んじゃった。」の打ち合 わせもはじまりますね。

1月21日(日)

タンスを買いに行くことにしました。
Ideeとかコンランとか、いろいろありますが素直に「大塚家具」に行ってみました。 だって「日本最大のショールーム」、お台場のそこはさすがにでかい!しかも1組に 1人、御案内&ご説明の社員の方がついてくださいます。こちらのメンバーは、あた しにtinpoくん、そしてヨナ、おかねや、ピンキーさん。途中のソファで寝るは、は ぐれるはで引率はかなり大変だったのではないでしょうか。
ヨナがコルビジェのソファを、あたしが和風のローボードとタンスを買いました。

1月14日(日)

マンガ家の日記なのに最近マンガのことをちーとも書いていませんね。ネームをやっ ております。あれこれいくつか考えて、どうしても「これ」っていうのが出ない。1 つめに考えたやつと4つめに考えたやつをミックスさせたら、うまくいくんじゃない かなあ。。。と、今進行中です。時間が少しあると、こういうふうにウニウニ悩んで しまうのでいつも進みません。タイトルは「ハルヨル(春夜)」。もう少しして、世 に出たマンガが違うタイトルだったら、「ああ、ウニウニ考えて違うのにしたんだな」 と笑ってやってください。

1月9日(火)


 風邪をひきました。今日は一色伸幸さんの新年会にお邪魔する予定だったのですが、 キャンセル。ブビブビ鼻水がでる汚い子になっております。そういえば去年もこのこ ろ・・・年が明けて東京に初雪が降るころに風邪をひいていた気がするなあ。インフ ルエンザとか流行りの風邪ではなくって、ひたすらブビブビするだけのオリジナルで プレーンな風邪。超個人的な恒例行事かしら、この風邪は。いやだなあ、そんな恒例 行事。ブビブビ。

1月4日(木)

プロレス、というものを見に行きました。
以前ボクシングを見に後楽園ホールに行った時、お父さんもお兄さんも「男の顔」む き出しになっている様を見て、くらくらきたものですが。このプロレスというのも来 ている人たちが一種独特ですね。もともとプロレスというものは、みんながそのショー の上に「男のものがたり」を作り過ぎている気がして、理解しがたいレイヤーが多く て近付けなかったのだ。近づく気もありませんでしたけれども。待ち合わせをしてい る途中もそんな「ものがたり」を夢見て語っている男の人ばかりの中で、「あたしは コミケには行けないなあ」とぼんやり考えておりました。はじまったらはじまったで、 すっかり様式化した戦いぶりと、観客の合いの手までが決まっており、「歌舞伎に近 いのかも知れない」とも思っておりました。しかしあの「黒のブリーフ一丁の上に皮 ジャン」といういでたちは、お世辞にも美しくはないわ。そういえば東京ドームに足 を踏み入れたのも生まれてはじめてで、「ものがたり」を持っている人たちの数の多 さにもえらくびっくりしましたよ。

12月31日(日)1月1日(月)


年末年始は恒例「会社で鍋をやる会」・・・じゃなくって、「電子年賀状サーバー監 視」。あたしはその場にお邪魔をして、お鍋のお相伴にあずかりました。34階のオ フィスからはお台場が目の前。「カウントダウンは花火とかあがるんだろう」とみん なの期待も空しくなにもないフジテレビ。他にも期待した人たち(?)がレインボー ブリッジに大渋滞を作っていましたが。これがバブルの頃だったらもう大騒ぎだった んだろうなあ、と思いつつ、そのバブルも20世紀の産物なのですね。はるか向こう 千葉県の方であがった花火を遠く眺めて「あけましておめでとう。今年もよろしく」 をみんなで唱えました。お正月にみんなとすごせてよかった。今年から今世紀から、 あたしはこの会社の一員ではないけれど。




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