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99年10月〜00年1月分

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01月31日(月)

最近ビデオばっか見てる。「シックス・ストリングス・サムライ」という「へなちょこ・クール」な映画と、「ビッグ・リボウスキ」という「あほばか・クール」な映画。それとシュークリーム編集部のYさんの熱烈お勧めにより、「エヴァンゲリオン」只今20話まで。他にもっと見とかなきゃいけないものあるだろう、ということは知りつつ。これを「めぐりあわせ」というのだろう。ホントかどうかは知らないが。

01月27日(木)

昨夜電車を降りたら雪が舞っていた。「雪だよ〜」とホームにいた女の子が走り寄ってきて、あたしの隣にいた見知らぬ男の子と抱き合ってそのままキスしてた。映画みたいだ、と思った。いそいで屋根のある改札をぬけ、商店街に出ると、もう雪はやんでしまっていた。あまりにも一瞬の雪。あたしが見たのは映画じゃなくってCMだったんだ。

01月26日(水)

高校生のころ、数学に「log」が出てきた時、「あたしはこれ以上数学をやる必要はない」ことを決めた。+−÷×は、わかる、実感として。りんごを二つに割れば1/2だから、分数も実感できる。ゼロの概念も、マイナスの概念もわかる。しかし、どうしたって「log」、これはわからなかった。数字をなぜ英語におきかえるのか?sin,cos,tanも説明を受ければそれなりに納得するのだけど、実感がないため、排除していいことにした。そのときに「一生実感のないものにはかかわらない(特に数字)」ということも同時に決めた。
だから「株」というものを信用しない。以前えらく学の高い子が「経済学は心理学と直結してるから」と言ってたのはわかるけど、あたしはあいにくブランド好きではなかったので、信用しないことにした。物流の基本は物々交換です。「ドングリ」を「等価のお肉」と交換する、これがすべて。だから「会社の将来性」や「期待値」みたいな実体のないものに実体のない金額がつく、これは信用しない。
…というのが1月24日の「ひらつか日記」に書いてあった「株の話」の根底です。平塚ちゃんは懇切丁寧に解説してくれ、少しは理解できたのだけど、信用はしない、高校のころ決めたから。
話は少し飛躍するけれど、昔外国に住んでいたころ、「メリィヲウス」と呼ばれていた男の子が「ボクの名前のスペルはアイルランドでは『オリバー(だったかな?)』と読むからそう呼んでくれ」と言ったことがあった。日本語読みだと「マリウス」だ。あたし自身、「マリ」を「メリィ」と発音されており、 「なんかちがう」と思っていたころだった。「それは違うんじゃない?」とあたしは言った。「名前は、名前」。親があたしにつけたのは、英語のスペルでもなく、漢字でもない。だからあたしは母親の口から「まりちゃん」と呼ばれる、その名前以外を信用しない。

01月21日(金)

「CAFEMARI」引越しに向け、ただいまこちょこちょと盆栽のように、各ページのリニューアル作業中。ここ2〜3日、ますのこういちくんと、「なぜすばらしい漫画にかぎって売れないか」「おかざきはお家を買えないのか、一生か」のメールをやり取りしている(こう描くとおかざき=すばらしい漫画家に見えるがそうではなく)。風邪がまだひっぱっていて、体調的には具合が悪い。その他はすこぶる快調。

01月18日(火)

「よくそんなに働くなあ」と会社の人なんかによく言われる。確かにね、時間にしてみるとものすごい。でもなぜか、いやほんとうに、自分ではちっとも働き者だって思ったことがない、むしろ猛烈に怠け者の部類に入る人間だと思っている。
小学校のころは、授業1時間あるのが苦痛で苦痛で、教科書落書きだらけだった。教科書のね、もじの囲まれてるところを塗りつぶしていくの。全ページそうなってた。国語の教科書の筆者写真はもちろんヒゲやら睫毛なんかがびっしり描きこまれていた。分厚い本には「ぱらぱらマンガ」、それも「右始まり」と「左始まり」が上下に。一学年終わるころにはかなりカラフルな教科書に変身していたのだ。もちろん、手紙を回したりもした。それくらい、「1時間」に耐えられなかった。
いまやっていることが、その「授業」にあたることだったら、あたし自身「働き者」を称してもいいと思う。でも、ちがうんだな。会社の仕事もマンガも。 ちなみにこの前、まったく興味の湧かない会議に出てみたら、やっぱり耐えられなかったもの、一時間。そういう会議ばっかりの仕事だったら、もっと「働いてる」実感出るのかな、って思う。
いやなぜ急にこんなこと言い出したのかって言うと、昨日久しぶりに早く帰ったらTV「スマスマ」で、草薙くんが「オフの日ってなにしていいかわかんない」って言ってたのに異様に共感を覚えたから。いえもちろん、スマップのレベルじゃないんですけれども、あたし。ただ、マンガをあげちゃって、次までぽっかりスケジュールに余裕が出来ると、何やっていいのかわからなくなるのだ。

01月14日(金)

とある大きな掲示板にて、あたしが以前書いた内容が勝手に引用されて 論争の対象になっていた。内容がゆがめられているわけでもなく、別にいいのですが、せめてひとこと、断りがほしかったです。

01月13日(木)

ゴホ、ゲホゲホ、ゴホッゴホッ…ゲロ。
みなさんお元気でしょうか?あたしはすっかり風邪をひいたようです。去年はついに一度も風邪なんぞひいたことがなくって「もしかしてあたしって健康?」とうぬぼれていたのに。実は「咳の出る風邪」って「いかにも風邪ひいてます」ってかんじであこがれていたのですが、ここまでしつこいと寝不足という問題に行き当たることが判明しました。気道が暖まると咳が止まらないのよ。
ところで「キューコミ」編集部から連絡あって、前述したマンガが巻頭ではなくなりました。いやもともと巻頭用に描いたものではないので、あたし的には結果オーライなんですけれども。でも「キューコミ」はすばらしい本なので、みなさま見てみてくださいねー。
風邪で家にいることが多く、TVをつけっぱなしにしていると、暗い話題ばかり。とある評論家が「2000年というのは、本当の意味で『世紀末』なんですよ」といっていたが、妙に納得してしまった。

01月07日(金)

そういえば、今年、初日の出を浴びたのはなんと、4日の夕方だったのだ! 明け方までマンガ描いて、昼過ぎおきてマンガ描いて…を繰り返していたら、こうなってしまったの。富士山から昇る初日の出は、見たよ。TVで。

01月07日(金)

遅すぎるあけましておめでとうございます。
平塚ちゃんの日記(クリスマスの話題のまま)よりはマシだがな。
年が明けてからは、マンガの締め切りと風邪とですっかり「おうちっ子」になっておりました。「キューティコミック」73P描きましたよー。あの話を巻頭に持ってくるというキューコミ編集部Yさんの決断力&行動力にエールを送るつもりで、どうぞみなさまお買い求めください。。。いえ、悪い話ではありません。「キューティコミック」現在発売分から分厚くなって、印刷もオールオフセット!執筆人もすんごく豪華です。毎月24日発売です。
ところで、マンガ描くのが一段落ついたときにはじまる「深夜のイミなしおしゃべり」。今回は「なつかしのマンガ」シリーズでした。あたしは小学校のころ「なかよし派」(女の子は「りぼん派」「なかよし派」に分かれるのよね)、手伝ってくれてた友達も「なかよし派」。でてくるでてくる!「志摩あつこと、そねまさこは姉妹だったのよね」「卵シャンプーあこがれた〜!」 「高橋千鶴の『海ちゃん』が主人公のマンガって…」「牧村ジュンの『末は博士か〜』の終わり方はいただけなかったわ」「フォスティーヌ」「ちょんちょんこまめちゃん」。。。わかる方のみお笑いください。すんごく雑誌の形態のまま読み返したくなって、こんど国会図書館にツアー組ぞ!2000年の初目標が、これ。

12月27日(月)

南の島でのたった一つの失敗。それは、「思ってしまったこと」。
それは思ってしまってはいけないことだった。いや頭に浮かんでも言葉化して考えてはいけないことだった。脳みそに刻んではいけないことだった。あまりにも重い言葉だったがゆえに、一度刻んでしまったらなかなかその呪縛からは抜けられないんだ、わかってたのに…思ってしまった。
「…なんか、マンガあくせく描いてるのって、イミないな〜」。at やしの木陰にて波音を聞きながら。
いえ、帰ってきたあたしにとって、今ここにいるあたしにとっては、非常にイミのあるものです。それ中心にすべてが回っております。一日に何コマ描けたかが全てです。それだけが物差しとなって毎日を乗り切っております。眠いのも我慢します。アソビの誘いも断ります。イライラすることもあるでしょう。でも、それだけは思っちゃいけなかったんだ。落とし穴だ。ちょっと浮かれてつい思っちゃった。しまった。わなのようだ。
ギリシャ神話とかで、試されてつい、って話あるじゃないですか。それに似てる。まさか自分の身の上にギリシャ神話が。
現在、毎晩その呪縛から逃れるために、必死なのです。「…いいじゃん、寝ちゃえよ」。

12月22日(水)

昨日は一色伸幸さんと3回目の打ち合わせ。
あたしのとある質問に、一色さんは一呼吸おいてから、原稿用紙の隅にひとこと「魔がさす」と書かれて「こういう言葉が存在する以上、ほんとうにこういうことってあると思うんですよ」とおしゃった。「魔がさす」…怖い言葉だ。 普通に普通に過ごしていてもきっと、エアポケットのように、落とし穴のように、すいこまれちゃうんだろうな。気をつけていなきゃ、でも意識しすぎると逆にとりこまれてしまうような。年の瀬は、鬼の気配を多く感じる。
一色さんがふと、「昨日初めて『よいお年を』という挨拶をしたんですよ」と語ってくださった。「よいお年を」。「今度会うときは『来年』ですね」。その前に年賀状を書いて、家の掃除をして、しめなわを買い換えて、おもちを用意して。その言葉がとても気に入ったので、お別れするときに何度も言ってみた。「よいお年を」。何度も何度も口に出してみた。

12月21日(火)

教育熱心な父親に小さいころ海に沈められて以来、「水恐怖症」に近いものをずっと持っている。小学校のころは水着を水道水で濡らしてずる休みばっかりしていて、毎日気が重かった。はじめて生理になったときには、「これで堂々と休める!」という思いでいっぱいだった。
今では1年に一回、南の島に行き、今回はとうとう「アドバンス」のライセンスをとるまでになっている。潜る前はいまだに緊張甚だしいけれど、海の中で呼吸音だけを聴きながらただよう魅力は何事にも変えられないものになってしまっている。
インストラクターの人に聞くと、そういうダイバーは結構多いんだそうだ。水が怖いんだけど、海に対する憧れは強く、まわりまわって装備に守られたダイビングにたどり着く人たち。。。
大人になるってフシギだな、と南の島に行くたびに思う。「克服」とは「興味」と「自主性」がとても重要なのだな、と思う。

12月09日(木)

ふと日付を見ると明後日の早朝には旅行に出るのだけれど、何にも用意していなくて不安しきり。「パスポートと下着だけで何とかなるもんよ」と通ぶるあたし。しかし南の島に離せない、「コパトーン」がこの季節入手しにくいのだ。蚊取り線香も。現地調達できればいいんだけど、探して歩くのに一日つぶすのもなあ。。。しかも蚊取り線香。

12月06日(月)

ひとつ締め切りを過ぎても、もちろん仕事が終わったわけじゃなく、また 会社とマンガの往復の日々。深夜にTVでボクシングの試合風景が流れてた。 3つの試合が3つとも、「かませ犬」的なタッグマッチで、「何ラウンドでノックアウトするか」が見もの…のはずだった。ところが、何がどう歯車が狂ったか、ランク上位の選手がなかなかノックアウトできない。そのうち疲労がたまってきて、ノックアウトする力がなくなってきた。ランク下位の選手には、はなっからノックアウトする力がない。。。10Rまるまる、 「どっちが疲労困憊するか」我慢比べのような試合が延々続いた。100m走ダッシュをはじめたら、ゴールがどんどん遠ざかって、いつのまにかフルマラソン全力疾走になってしまったみたいだった。
つかれた。深夜にこういう放送するの、やめていただきたいものです。

11月30日(火)

そして昨日は会社から帰ると、久しぶりに何にもしないで寝た。帰ったの自体朝方だったけどね。寝ながら土日をふりかえっていた。
マンガ耐久48時間の中の自分は、とても殺伐として、ココロがカサカサしていた。他人のことには非常に鈍感になっているくせに、それでいてすぐきれる(この言葉は好きじゃないな)状態にあった。自覚があったから、きれたりはしなかったけど。人間としてよくないバランスだった。
ふと、見たTV番組を思い出した。人間を人間たらしめている脳みそは、その7割を使ってない状態だ、ということ。
もしかして、7割使ってないから、「人間」なんじゃないかな、と、思った。 「人間らしく」するためには「いっぱいいっぱい」じゃだめで。脳みそに習うとすると、ほんとは7割方不必要なことで占められているのが「あるべき状態」かもしれないな。時間にしても、心を占める割合にしても、3割を超えるとよくないのかも。「余裕を持つ」じゃなくて、「余裕の部分で」何かするならしなくちゃ、きちんと人間らしくできないのかも。余裕の部分で恋愛する。余裕の部分で仕事する。あ、それってなんか。。。とろとろと考えながら、寝た。

11月29日(月)

土曜日曜と、「泊り込みマンガ仕上げ」をやった。かおるちゃん、ヨナ、かね、どうもありがとう。
描いてる最中は脳みそ通らない浅い会話を延々している。その中で、週間連載している漫画家は儲からない、という話題が出た。アシスタントさんほぼ毎日お願いしている状態なわけだから、一人月※※万円として、掛ける※人。。。うわあ、原稿料ほとんど全部じゃん。そうですよ、みなさん単行本の印税だけが収入らしいですよ。…。売れてる人はともかく、圧倒的多数のその他の人、単行本の初版が2万部〜3万部、印税1割、−税金。これを年2回出したとして…。…。あたしネームから仕上げまで、原稿料、時給になおしてみたんですよ、そしたら時給200円でした。…。涙で前が見えなくなったじぇ。それでも「印税生活」って言うのね。

11月26日(金)

予告。
もうジオチシティーズがいっぱいなのだ。作品解説も、イラストの仕事も、 アップしなきゃいけないものたまってるんですが、できない。。。 「おしゃべり」のコーナーも重たくなってきたし。
というわけで、2000年問題が通り過ぎる頃、「CAFEMARI」の 引越し&リニューアル、いたします。 新しいコンテンツも増える予定です。新アドレスは「cafemari.com/」の予定。近くなってきたら、お知らせしますね。ドリーム・ウエーバーで、只今製作中。いいよー、ドリーム・ウエーバー。毎日少しずつ、触って楽しんでる。 といいつつまだまだ平塚ちゃんとtinpoくんにお世話になんないと、わかんないや。よろしくお願いします、みなさん&平塚ちゃん、tinpoくん。

11月24日(水)

住んでる目黒区には、ところどころ「古くて味のある家」が建っていて、 夏なんかはそこに生えてる木が「セミの鳴き所」だったのだけど、 最近何軒か連鎖反応のように取り壊されて、マンションに変身している。
会社のある神田も、再開発とかで取り壊し&立ち退きが盛んだ。さみしい。 「すずらん通り」の裏には味のある建物がたくさんあって、毎日それを眺めるだけで幸せな気分になれる。神田は関東大震災とか空襲も免れた土地なんだろうな。石造りの建物に木の枠のついた窓、とか、玄関開けたらすぐちゃぶ台の間取り、という家がみっしり、並んでいるんだ。結構レアなんじゃないかと思うのが、ガラス。最近の家はどれもプラスチック混ぜたみたいな素材のガラス窓だけど、昔の建物のガラス窓って、薄くてすぐ鋭角に割れそうなの。だから窓枠も細かく区切ってて、おしゃれ。そうそう、星っつーか※の模様の入った「すりガラス」も最近あんまり見ないねえ。あたしこの年末宝くじ3億円当たる予定なんだけどさ、いまどきオーダーしたって「味のあるガラス窓」手にはいんないよ。取り壊すんだったら、窓枠だけもらっておきたい。
建物の味は、窓で見分けるのだ。

11月22日(月)

昨日は従兄弟の結婚式だった。寝不足ででかけて、お酒と料理でおなかいっぱいになったら、やべえ、寝てしまった。やばすぎ。
ところで結婚式といえば、着物。きれいですねえ、やっぱし。和服は大好き。 「こういうときには”色小紋”よ。格が違うわ」と着付けを習っている妹。 へえ、いいねえ、そろえようか。「50万はくだらないわ」「親族の式以外には着ていけないわよ、格があるからね」。…。「粋」というものにもお金がかかるじぇ。

11月19日(金)

ただいま金曜日深夜2時。会社ではサザンのCDをかけ、みんなで歌いながら残業中。平塚ちゃんが「ひらつか日記」にもかいていた、あたしも昔「まんがのテーマにしよう」と思って「せつなさだけには勝てない」とノートに書いた、サザンは、せつなくて、よいですね。大学時代はラグビー部のマネージャーで、サザンがかかってて、青春していた。
「追憶はいつもせつない」
今日、tinpoくんがあたしのマシンに、北斗の拳のブラインドタッチ練習するやつ、入れてくれて会社のみんなで大騒ぎしながらやった。ああ、楽しかった。せつないものは好きだけど、せつなく思い出すあの頃には二度と帰りたくないや。

11月17日(水)

あまり忙しいばっかり言ってると日記が殺伐としてきそうなので、今日までにしようと思うのですが。最後に一つだけ。
インターネットはある意味、人を不自由にする。
一年前までCM関係の部署にいて、ここはここで猛烈忙しかった。どれくらい忙しかったかというと、1週間アメリカに行って、2日間日本に帰ってきて撮影をし、またすぐアメリカ戻ってロケする…なんてやってた。これやったときには「マジ死ぬ」と思いましたね。豪快な仕事しているように聞こえますが、 このときはいくつかの失敗が重なって、人間が動かなきゃいけない羽目に陥っただけなんだ、いやそれはどうでもよくて。
そうこうして、今の部署にやってきた。インターネットの部署。人間が動く量も圧倒的に減った。仕事量自体はそんなに変わらない。なのにマンガを描く余裕は圧倒的に少なくなった。なぜか。
それは「どこでもドア」が、あたしじゃなくなって、マシンになったからだ。 前は、あたし自身が「どこでもドア」だった。情報もアイデアのストックも、全部自分の中にあった。今もあるんだけど。でも「情報の交換手段をネットにしましょう」と決めた瞬間、会社に行ってマシンにログインしないと「仕事」として成立しなくなってしまったのだ。もっと具体的に言いましょう。以前は現場から現場に直行すれば仕事は終わった、直行直帰ができたんだけど、今はできない。以前は「時間なんて作るもんよ」と、2週間に一度、無理やりこじ開けて休みとってマンが描いてた、今はネット上の仕事ってスピード速いせいもあるんだろう、まったくそれができないんだ。
毎日会社に行ってる、あたりまえだが。時間が自由でなくなってる。モバイルすればいいだろうけど、イラストレーター・フォトショップ使いとしては、きっついのだ。家に環境整えればいいんだろうけど、そうしようとは思ってるんだけど。
いやようするに、もう1週間マニキュア塗り替えてないんですよ。時間無くって。こんなこと、爪伸ばしだして10年間、一度も無かったことなんだ。


11月15日(月)

しまった!そして先週の日記を消してしまった。。。

11月15日(月)

「毎日共通絵日記」のような生活を、毎日毎日やっていると、「もお、えーかげんにせい!」という気になってきて、土日は結構寝てしまった。あ、先週木曜日も、寝てしまった。
何か時間帯だけじゃなくて、価値観まで逆転している今日この頃。「マンガ描いた」じゃなくて、「寝た」の方を日記にトピックスとして書くようになるなんて。。。

11月06日(土)

まいった、休日出勤だ。
今動いているマンガ関係の仕事…キューティコミック3話分・計120P程、集英社・クッキー24P、そして何故かイラストレーターの仕事でアッパーズに隔週でイラストを、それから来年から某誌で開始予定の連載に向けて原作者と打ち合わせ。これでも結構お断りした結果なのだけど。…こう書くと「売れっ子」みたいだけど、業界ではもう「ぶ〜け」がなくなる噂が立っているので、一気にいろんなお話がやってきた、ってだけなんですけどね。
いやでもまいった、休日出勤だ。たてこんでくると、漫画家おかざき真里の生命線は「土日」。こことられると非常にイタイ。アイタタタ。
それでも、12月には念願の夏休み、とるです。今日やっとエアーがとれたの。南の島・ボラカイ島です。やったあ。早くこないかなあ、でも早く時間が過ぎるとやばいなあ。どなたかボラカイにいかれたことのある方、情報ください。ダイビングするので、ホワイトサンドビーチのサーフサイドホテルに泊まります。  …マンガの原稿持って。

11月01日(月)

そしてもう11月だよ。
今日は「クッキー」のネームチェック受けるはずだったんだが、忙しくて会社を抜けられず。なのに「ヤングマガジン・アッパーズ」、「忙しくてマンガは描けません」と言ったつもりが何故かイラストレーター・オカザキマリの仕事を受けてしまった。おいおい。明日ラフを送ることにしてしまった。おいおい。自分が一番把握してないかもしれない、「岡崎真里」と「おかざき真里」と「オカザキマリ」は、同一人物で、全部足しても時間は24時間、変わらないんだぞー。。。わかってんのか?!あたし。
あ、というわけで、今後しばらく「アッパーズ」に、オカザキマリのイラスト載ってます。サッカーの中田選手とか取材してる女性ライターさんの文章の横で。コンビニとかで見てみてください。

10月29日(金)

最近仕事で人に会う機会がふえてきた。CMやってたころは「それが仕事」な部分もあったのだけど、インターネットはインターネットで、またいろんな人が絡んでるのね。
ところで、やはりというか、「いい人」=「いいクリエイター」ではないのだ、これが。ここでいういい人とは、腰が低いとかいう人当たりの良さを指しているわけではない。…なんて言うんだろう、「広範囲を考えてくれちゃう人」。。。逆から言うと、いいモノ作る人って腰が低かろうが素直だろうが、一点しか見てないのだ、アウトプットのイメージしか。それに対して「いい人」は、アウトプットの前段階をかなり吟味してくれる。ポジショニングとか今の世の中の時流とか、「気にして」くれるのだ。
悪い事とはぜんぜん思わないし、それを気にしてもらわなきゃいけない時だってある。でもクリエイター…そう、職人さんだ、質の高い職人芸を持つ人には「気にしない」人が多い。モノを作り始めるときに反響を気にしないで作る人たち、それは自信なのか性格なのか…。
ってことを考えましたよ、いちいち「グラグラしてたおかざき真里」としては(「おかざき真里」のコーナーの、リード参照)。そしてやっぱり「よい職人でありたい」と願うおかざき真里としても。

10月25日(月)

土日もまた一歩も外に出ないでマンガやってた。昼間はどうしても下書きからペン入れ迄、一枚4時間近くかかるな。夜になると効率アップして一枚3時間。って、以前よりペース落ちてないか?ちらと以前の原稿見てみたら、ああ、絵の密度が濃くなってるのだ。ちょっとだけ「しまった」と思う。
「Jコミック作家ファイル」を見る。これはかなり「男の子寄り」に編集されたものであると思った。だって多田由美さん載ってないもの。エロ系ばかり目立つし。その流れの中で「BX」は「はまった」のだろうな、と勝手に推測。ますのさんが「イマイチ」と評しているのにも、納得。

10月22日(金)

おお!そしてつい先刻、とある出版社からマンガ執筆の依頼電話があった。会社の番号に(笑)。

10月22日(金)

そして昨日の夜はカラー2点とモノクロ1ページ描いた。毎週毎週、「この週末は10ページ描くぞ!」って思うんだけど、5ページが限度で参る。24ページのネームも今日までにやっとくはずだったんだけど、できてない。土日でやるか。ってそうやって「土日に対する期待値」が大きくなりすぎなんだよな、毎週毎週そのくりかえし。

10月21日(木)

結局描き直してしまった。おかげで今日中にさらにもう二枚カラー描かなきゃ間に合わない。なんでこんな自転車操業なんだろう。風邪を本格的にひいた予感がする。はやくやれよー、あたし。

10月20日(水)

昨日の夜はカラーを描いていたけど、気に入らず。明日中に描き上げないと間に合わないんだけど。描きなおしたら、ホントに間に合わないかなあ。ちくしょう。

10月18日(月)

土日は3つのマンガの仕事と1つ会社仕事を平行してやっていた。描きものするときは床に膝抱えるように座って、足の上に画板載せてその上で描く。30分ごとに4つの仕事をとっかえひっかえしていたら、一緒にいる子が覗き込むたびに「あ、またちがうの描いてる」とおもしろがっていた。大体そういうやり方したら、どれもあんまり進まないんだけどね。ひとつやってると他のが気になってつい、ぐるぐる回っちゃうのだ。
明け方に岩井俊二監督の「ラブレター」をビデオで見た。えらいびっくりした。男の監督なのに少女漫画になってる。

10月15日(金)

昨日は脚本家の一色伸幸さんとお会いした。一色さんといえばあたしたちの年代にとっては、映画「わたしをスキーに連れてって」があまりにも鮮烈。当時日本のヤングは文字通り、あれ一色に染まったもんだ。うちの妹なんか映画見てスキー始めて、その後一級の免許とっちゃったもの。ひねくれもののあたしはかなりイロメガネで見ていたのだけど、お会いした一色さんご本人は、「とっても真中にいる人」だった。びっくりした。真中にいてあんなにとがってる感じははじめてだった。今回読ませていただいた脚本が、あまりにもあたしにとって「ストライク」入っちゃったから、そう思えたのかもしれない、とか考えた。
一色さんはあらかじめ「シャッター・ラブ」を読んでくださっていて、とある台詞をとりあげて、感想をくださった。「言葉の人」にほめていただくのは、ますのさんに次いで二人目。でもますのさんは同じ台詞でも違う感想を言うだろう、と思われた(勝手に)。それは年齢の差なのか、個体差なのか?女の子の場合は、引っかかるところは年齢差、経験値の差が出るものだと思うのだけど、男の子の場合は個体差の方が大きい気がする。よくわからないけど、そう思う。
「BX」のときにご協力願おうと思い、そのまま連載が終了してしまったので「もうお会いすることはないのかしら」と思っていたUさんも、今回のプロジェクトには深くかんでらして、再開果たすことができた。
今日からいきなり寒くなった。一昨日のオフ会のこともあって、「暖かいうちにいっぱい人に会っておきなさい」と神様に言われてる気がした。

10月13日(水)

オフ会というものをやった。ビートルズコピーバンドの演奏付。生で聴くビートルズは初めてだったので、えらく沁みた。半数はあたしの知り合い周りで固めて、あたしはさいしょっから酔っ払ってて、とっても幸せで楽しかったのだけど、はじめて来られた方は楽しんでいただけたのだろうか?しかもはしゃぎすぎていて、たった一つやろうとしたゲームも、やるの忘れてしまっていた。

10月12日(火)

風邪はその日徹夜で仕事したら、なぜか?よくなった。
この三連休でしたこと…マンガを5ページ描いた。まだネームが通ってない話の予告カットカラー&モノクロ1点づつ、描いた。インターネット・カフェに1時間行った。スターバックス・コーヒーでラテとフラペチーノ買った。シチュー作った。「われめでポン!」見た。キャラクターのラフ描いた。久しぶりに会ったIBMに勤めてる妹から「ネットについて」の講義を30分受けた、メモもとった。「G3を買おうかなあ」と口に出してみた。
この三連休でしなかったこと…冬用の靴を買わなきゃ、と思いつつそのまま。 あとはひたすら、睡眠。

10月06日(水)

ああ、会社の仕事も漫画もすんごく忙しくなってきた。通勤時間がもったいないと感じる度合いがまた増えてきた。「この時間になんコマ描ける。。。」と思うんだ。それがだんだん加速ついてくると、また日常の時間…食事を抜いたり、お風呂に入る時間を惜しく思ったりしだすんだ。しかも風邪気味。

10月04日(月)

そして土曜日日曜日まるまる二日かけて、「木に粛々と降る雨」を描き上げた。はじめっからフリーハンドで描いてるとどうも上手く行かないことが判明し、ちょっとワザを使った。「写経みたいだねえ」とそれを見ているこに笑われた。うん、そうなんだ、あたしこういう修行みたいに延々描いてる時が一番幸せなんだよ、つらいけど。




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