「渋谷区円山町」りぼんマスコットコミックス2004年 
(同時収録)
青空
放課後
タフ
渋谷区円山町
表題どおり、渋谷区円山町を舞台に描いたオムニバスの短編集です。この有名なラブホテル街には住んでいました。不思議な場所だった。この街に来る人たちの目的は一緒。なのに大抵が、やがて別れていくであろう一過性の結びつきだったりする。この一過性の感情というものに、渋谷の街はやさしい。なのでみんな甘えに来る。

「サプリ」1巻祥伝社2004年
初の、ヤングレディース誌での連載。会社員時代が長かったので、最初は「会社の中に描くようなエピソードはない」と思っていたのですが、不思議なもので描き出したら次から次へと「描きたい感情」が出てきた。体を動かすまで気がつかないことって多いですね。すべての働く女の人に読んでほしいです。

「12ヶ月・後編」りぼんマスコットコミックス2003年 
(同時収録)
12時間
「大人が楽しそうにしていると/生きる勇気がわくでしょう/年長者の仕事はねえ/楽しそうに生きるってことだと思うのよ/」(12ヶ月)「よかったですね/ようやく泣くことができましたね/泣くのを我慢するのが/いちばん辛いことだから」(12時間)

「12ヶ月・前編」りぼんマスコットコミックス2002年 
(同時収録)
ハルヨル
「あれは、女の子のやり方だ/ひとつのところでずっと/生と死を看取ってる」(12ヶ月)
「ふたりでさみしいは/ひとりでさみしいより/さみしい」(ハルヨル)

「セックスのあと男の子の汗はハチミツのにおいがする」
祥伝社 2002年 
(同時収録)
セックスのあと男の子の汗はハチミツのにおいがする
草子のこと
おねえちゃん
雨の降る国
アイスティー
タイトルは、担当さんの強い希望でこうなりました(笑)。タイトルに反して、これまで出した本の中でも特に「ガーリィ」な一冊ではないかと思っております。あこがれや、嫉妬や、女の子同士の感情を描いた短編集です。

「やわらかい殻」りぼんマスコットコミックス2001年 
(同時収録)
やわらかい殻
空に恋する
タフ
風草子
「ぶ〜け」と「クッキー」掲載分の短編集です。「やわらかい殻」は私お得意の現実逃避もの、「タフ」は「サプリ」の、と、その後の作品の原型になっている作品が集まっています。

「彼女が死んじゃった。」1巻・2巻ビジネスジャンプコミックス2000年
原作の一色伸幸さん脚本で、2003年にドラマ化もされました。漫画の方は大人の事情により、連載中断したままです。申し訳ない。個人的には、初めての原作もの、初めての青年誌掲載、初めてのエロ漫画です。初めてづくしで、いっぱいいっぱいだったかもしれない。

「バスルーム寓話」飛鳥新社 2000年 
(同時収録)
1996年の夏休み
バスルーム寓話
夏草子(Summer Filed Sweets改題)
拍手喝采ピエロ
「ぶ〜け」で描いたもののうち特に気に入っている話を厳選しました。「恋愛モノで」というお題はいただいていたので、男に映った自分という観点で女の子を描いています。人と人との干渉。そこからこぼれてしまう気持ち。ゆるやかな失望と克服。「冬虫夏草」と「シャッターラブ」をつなぐ話に…なっているかな、描いた時期的にも。

「BX」ぶ〜けマーガレットコミックス 1999年
初の恋愛ものの連載。で、相手は自分にとって一番遠い存在がいいと思った。相手が遠ければ遠い程、恋愛はパワーを増す。で、ボクシング。これなら裸んぼの男の子も描けるし。そして初の「担当さん途中交代」さらに初の「インターネットしながらの執筆」。毎回いろんな人にいろいろ言われて、はじめてづくしのあたしは全速力でフルマラソンしているみたいだった。内容もそれに劣らず、「パワー勝負」なものになっている。

「シャッターラブ」ぶ〜けマーガレットコミックス1998年 
  女の子による、女の子のための、女の子の話。。。にしようと思ったわけではないのですが、そうなっている。「あたしは女の子の話しか描けないんだな」と自覚した、どんなモチーフもらっても。「これを読んで写真をやろうと思いました」というお手紙をいただいた。作家名利に尽きると思った。ありがとう。

「冬虫夏草」ラポート 1994年 
(同時収録)
羽化を待つ人
海馬兎
月下綺譚
失楽園
おしまいの話
今だに「ああいう話はもう描かないんですか?」ときかれる、まぼろしの、一品。これは描きはじめた時から「単行本にしよう」と言うことを目標にした話ばかりなので、ひとつひとつは完結しておらず、そこが積み重なって本としてのまとまりを出している(何回もささやかれると気が狂うように)。いつかまた、「単行本目標」を設定する時があれば、描くかも知れません。