「BX」こぼれ話
もちょっと長く続けるつもりだったので、こぼれたエピソード等を
集めてみました。最終回を見てからご覧ください。(推奨フォントサイズ=小)


→描いてるときのイメージ身長。ねのひがヒール履くとうさぎを追い越すかんじ。「佐古」はもちょっと大きいつもりで描いてたけど、うさぎと同クラスで戦うとすると、このくらいかなあ…。
←(誰か気づいてくれるかなー)と思っていたら、気づいてくれた人もいた。「記憶喪失のうさぎ」と「ねのひ」というカップルは、「冬虫夏草(ラポート刊)」に収録されている「海馬兎」という話に出てくる二人と同じ名前なのです。設定はちがうけどね。終わり方は同じ「飛行機雲」で終わる、というとこは一緒。左が「海馬兎」の「ねのひ」。
→初めて描くボクシングの世界。取材もさせていただきました(田中さん、梅津さんありがとうございました)。し、かーし!現実が想像と違うのもあたりまえのこと、とくにTVであまりお目にかかれないジムの中はね。「えーい!いいや!」って勝手に変えちゃった(笑)。
だいたい「裸んぼ」の男の子が描きたくてボクシング選んだのに、トレーニング中は減量のためにも冷やさないためにも、基本的にスェット等は着るらしいのだ。そりゃそうだ。でもつまんないから、うさぎは年がら年中裸でいることに決定!勝手に(笑)。
そしてスパーリンググローブって、思ってるより大きいのだ。写真で見ると「芸能人○○大会」のときつけるやつみたいに、まるでギャグなんだ。それは相手にダメージ与えないように。そりゃそうだ。でもなんかかっこわるい気がして、そんなに大きいのにしなかった。勝手に(笑)。
そして何より許せなかったのが「ファウル・カップ」!なんか「相撲のまわし・パンツ風」なのよ!よーするにあそこを守るもので、スパーリングのときには絶対つけるんだそうだが、そりゃそーだ、解っちゃいるけどでもいやだ。「ズボンの下に履く時もあるけど…」という取材時の一言頼りに、「全員ズボンの下につけてる」ことにしました。勝手に(笑)。
←エリちゃんがお兄ちゃんを好き、という設定は、ネームが通った後、下絵の段階になって急に思いついたもの。そして勝手に入れちゃった(笑)。 女の子の横顔描くの好きで、特にこの「エリ」の横顔描くのはお気に入りだった。おでこがでてる丸顔の女の子は描いてて楽しい。
→「トレーナー出てこないの?」とボクシングに詳しい担当さんが言った。そりゃそーだ、メンタルの持っていき方が重要なボクシング、トレーナーは欠かせない存在だ。で、「いつも蔭から覗いては感激の涙を流すじじい」というのを設定した。彼も元チャンピオン。結局描かなかったが(笑)。
←もっともっと続くことあれば、ねのひは実は一度だけ浮気する。先輩と。
先輩が試合に負けてえらく落ち込んでて、ねのひもうさぎに対してストレス溜めてて、先輩に答えてしまう、って感じで。
(あたしたちは 不幸なのかな こういうかたちでしか 相手の気持ちを受け止めるすべを知らない)
とねのひは思う。過程を経ない、いきなり結果(寝る)ことしかしてこなかったねのひには、うさぎとの過程はストレスに過ぎず、他人に対してもそれでしか答える術がない。そしていきなりやってくる結果を受け止めかねて持て余すのも、この年ごろ。「今までなんとも意識してなかったのに」「エリちゃんは友達だし」
このエピソード、実は1話を描く段階で既にアタマの中にあったもの。もしかしてこのエピソード描きたくて、「BX」はじめたのかもしれない。
ちなみにねのひが早朝、まだ先輩が寝てるうちにホテル抜け出すときのモノローグ、
(目を合わさないうちに 戻ろう 
何かしゃべんなくちゃいけなくなったら 
先パイぜったい「ごめん」って言うから
 それ 言われんのがいちばんミジメな気持ちになるから)

→うさぎの姉は、先輩と結婚する。なぜか?いきなり。このうさぎの姉の花嫁姿見たときのねのひのモノローグ、
(不思議だ ちょっと前まではこの人のこと すっごく美人だと思ってたのに ドレスに包まれた彼女は ふつうの女の人に見える)。
でもすぐ離婚する(笑)。でもってまた先輩落ち込む。でもそのときはみんな笑い者にして、なぐさめる。それがすごく続いた場合の最終回。
←4話目を手伝ってくれてた友達がいきなり笑い出した、「あははは、この黒髪のねのひの友達、ついに何にもならないまま終わるのね〜」。…おっと、考えてなかったぜ。
→じゃあ、佐古といっしょに「元ボクサー」という肩書きで漫才師になるのはいかがか?ってそれは「キッズリターン」のパクリか。いやあの「続いていく」感じはとてもよかったね。

THANKS A LOT. [BX]on[BU-KE] from June'99 to Oct '99.