HOW TO DRAW
自己流「マンガのできるまで」です。ほんとうに自己流なので参考にはならないと思います,,,ごめんなさい。それと2000年3月時点での描き方ですので、そのうちまた変わってくると思います。

その1. 頭の中をさぐったり、まさぐったり。
1:ストーリー
ものによってはパッと「降りてくる」ものもあります。それは大体短編のとき。アタマのなかにセットで「ポン」とうかぶ。どうしてうかぶのかは自分でも分からないのだけど。その時はページ数に合わせて描きなおしていくだけでいいのだけど、だいたいは「モチーフ」探しから始まります。いったいどんなものを描きたいか。魚だったり、木にふる雨だったり。。。時々担当さんに「お題」を出してもらうこともあります。そのお題からうかんでくるものと、モチーフとを組み合わせて描いて行くことが多いかな。キャラクター設定は大体後回し。「マンガ」に大切なのはキャラクターで、それを一番にやらなきゃいけない、とは思いつつ。。。
2:字コンテ
紙にページ数を割り振ってエピソードやセリフを書いて行きます。この時にほとんど決めてしまいます。無意識に描きたくないシーンや背景を飛ばして行く作業もしているかもしれない。
3:ネーム
時には字コンテと同時進行で描いて行きます。方眼の入った、会社の原稿用紙の裏に描きます。A4の紙を二つ折りにした大きさ。この作業がいちばんしんどい。なぜなら自分の頭の中では「字コンテ」を描いた段階で出来上がっているから。かといって、この段階でつまってしまうのも、それまたしんどい。つまると「字コンテ」に戻ったりまた絵を描き出したり、うろうろうろたえます。ついつい「人生とは」なんていらんことまで考えたりしてしまいます。

その2. 自分のクセとのたたかい。
4:下描き
ネームで直さなきゃいけないところを直しつつ。ネームの通りに描いて行くと飽きるので、思い付いたセリフや絵を無理矢理入れつつ。時々裏返して見ないと、クセでとんでもなく絵がゆがんでいたりする。ショック。構図もワンパターンになりがちなので、コマの中で寄せてみたり、アングルを変えたり。「いかに飽きずに描くか」がこのときの大きなポイントです。

5:ペン入れ
いろんな道具をまだ試している途中。最近は主線を筆ペンで、それ以外は三菱のHI-TEC-Cというボールペンを使うのがMYブームです。この作業が実は一番タイクツ。なぜなら、なぞるだけだから。そのココロは、下描きを逸脱して描けないから。なぜならヘタだから。天地逆にして描いたりして、できるだけ変なクセを出さないように注意します。


その3. 仕上げに向けて。
6:消しゴム
いちばんがっくりくる瞬間。作業行程の中で唯一のマイナス作業だから。あまりもの白さに自分で愕然となる。ペン入れをしたときの密度を目指して、水色の色鉛筆でトーンの指定を入れて行きます。われながら、細かいと思う。貼ってくれる友だちに申し訳ないと思いつつ。。。右の絵は実際指定したもの。
7:トーン
この過程が一番好きです。いちばん「絵を作る」作業だから。本当はこの作業を全部自分でやりたい。ペン入れ他の人にやってほしいとすら思う。雑誌によってトーンので具合が違うので、オフセット印刷の雑誌は主に42番を、活版印刷の雑誌は31番を使います。
「トーンの規則性」は持ちたいと思っていて、今のところの「規則」を断面図にすると下の図のようになるんじゃないかと思う。ペン入れしたところが溝のように掘れていて、その高低差に溜まるかんじでトーンを流し込んで行く。影だから使う、という貼り方はあまりしないです。

その4. 最後に。
台詞を全く入れずにすすめているので、最後に台詞を鉛筆で入れて終わりです。「せーの」で台詞を入れられるので、読むリズムに少しは近い感覚で台詞を選べるんじゃないかと思っています。この段階で台詞を大幅に変えたりもします。悩んで二通り書いていた台詞も、書いているリズムに任せて決めて行きます。
おしまい。